老後を支える3つの年金

長寿化が進む社会で老後のわたしたちの生活を支える柱となるのが、年金です。

年金には3つの種類があります。

  1. 公的年金(国民年金、厚生年金)
  2. 企業年金(確定給付年金、確定拠出年金、厚生年金基金)
  3. 自分年金(国民年金基金、個人年金保険、財形年金貯蓄)

基本的にわたしたちが受給できるのは1の公的年金が中心となりますが、それだけでは老後を支えるお金としては足りないと言われています。足りない分を補うために、企業年金や自分年金があります。

2の企業年金は大手企業は比較的充実していますが、中小企業や外資の場合は内容に乏しかったり、制度がなかったりします。もちろん自営業者にはありません。

そのため、企業年金を頼れない場合には3の自分年金で資産をどれだけ増やせるかが重要とされています。

主な自分年金

国民年金基金

国民年金の第1号被保険者(自営業者など)が加入するもので、国民年金の上乗せが目的です。

個人年金保険

被保険者が予め決めた年齢になった時点から毎年年金を受け取ることができるようになる保険です。

財形貯蓄年金

給与天引きで積立をして60歳以降年金として払い出しできるようになる制度です。

非課税制度

個人の資産運用で最もポピュラーな制度ものが、「NISA(少額投資非課税制度)」と「iDeCo(個人型確定拠出年金)」の2つです。これは国が個人の長期資産形成を後押しするために用意したお得な投資制度です。どちらも投資信託を利用した積立投資が基本となります。

通常運用益には税金がかかりますが、これらは一定の金額まで非課税になるという税制優遇措置が取られているので、資産運用を有利にすすめることができます。低コストかつローリスクなので、投資初心者の方はこれらの制度を活用するのがおすすめです。