社会人として別の仕事に就いている方や、主婦として家庭生活を送っている方でも、これから看護師資格を目指すことは可能です。実際に社会人経験を経てから看護学校に進学し、看護師として働いている方も少なくありません。
社会人としての経験は、患者さんとのコミュニケーションやチームでの仕事など、看護の現場でも役立つことがあります。そのため、社会人から看護師を目指すことには一定のメリットもあると思います。
一方で、看護師資格の取得には専門的な学習と実習が必要になるため、準備しておくべきこともいくつかあります。
看護師資格を取得するまでの流れ
看護師として働くためには、看護師国家試験に合格する必要があります。国家試験を受験するには、看護師養成課程のある学校を卒業することが条件になります。
主な進学先としては、次のような学校があります。
- 看護大学
- 看護短期大学
- 看護専門学校
これらの学校で3~4年間の教育課程を修了すると、看護師国家試験の受験資格が得られます。
社会人の場合は、看護専門学校に進学するケースが比較的多いといわれています。
社会人からの進学で考えておきたいこと
看護学校では、医学・看護学などの専門科目に加え、病院での臨地実習も行われます。学習内容は幅広く、課題や実習の準備などもあるため、勉強量はかなり多くなります。
そのため、仕事を続けながら通学するという形は難しい場合も多いです。家事や育児と両立する場合も、時間の確保が大きな課題になることがあります。
社会人から看護師を目指す場合には、
- 学習に専念できる時間を確保できるか
- 家族の理解やサポートが得られるか
- 学費や生活費の準備ができるか
といった点をあらかじめ考えておくことが大切だと思います。
学校選びのポイント
看護学校を選ぶ際には、いくつか確認しておきたいポイントがあります。社会人の場合は特に、生活環境とのバランスを考えて学校を選ぶことが重要になります。
主なチェックポイントとしては次のようなものがあります。
- 通学距離や通学時間
- 社会人入試の有無
- 全日制か夜間課程か
- 入学金や学費
- 奨学金制度の有無
- 実習先の医療機関
学校によって制度やカリキュラムが異なるため、複数の学校を比較して検討することが大切になります。
入試に向けた準備
学校をある程度絞り込めたら、入試に向けた準備を進めます。
看護学校の入試では、
- 国語
- 数学
- 英語
- 小論文
- 面接
などが課される場合があります。社会人入試では小論文や面接が重視されるケースもあります。
基礎学力の確認をしながら、志望理由や看護師を目指す動機を整理しておくと、入試対策としても役立つことがあります。
社会人経験を活かした看護師という選択
社会人としての経験を経てから看護師を目指す場合、これまでの人生経験や仕事の経験が、患者さんへの対応やチーム医療の中で活かされることもあります。
看護師資格の取得には一定の時間と努力が必要になりますが、環境を整えることができれば、社会人からでも十分に目指すことができる職業の一つだと思います。
まずは通学できる範囲の看護学校について情報を集めながら、自分に合った進路を検討してみるのもよいかもしれません。

